TBL心理コラム(心理を使うと何が出来るの?編)では、今日まで4つの事例を紹介してきました。
きっと、みなさんの周りにも、似たような事例があったのではないでしょうか。
カウンセリングでは、各エピソードのような方のサポートも行います。
その時に使う道具は、もちろん「心理」です!!
道具は、いろいろな種類を持っていると便利ですよね。
例えば、こんな道具をイメージしてみてください。
女性なら「キッチン用具」
男性なら「工具」
いかがですか?
たくさんの道具を持っていると、色々と作れそうですよね!!
ただ、すぐにフルセットは揃えられないこともあるでしょう。
そんな時「万能バサミ」のようなものがあれば・・・便利ですよね♪
心理の中で「交流分析(通称:TA)」という道具があります。
これは、
●性格・タイプ診断
●コミュニケーション問題
●生育暦からの諸問題
などなど、幅広く使えます。
なかなか万能です。
この交流分析を、自分に、そして、クライエントに活用できる人を「交流分析士」と呼びます。
東京ビジネスカウンセラー学院(TBC)では、交流分析士の資格試験までセットになった、「交流分析士コース」を4月から開催いたします。
(試験は、学習終了後、課題試験を提出していただくスタイルとなります)
学習スタイルは2通り。
東京校通学クラスとwebライブクラスがあります。
隔週水曜夜クラス(2時間×5回)と、
土日2日間集中クラス(6時間×2回)をご用意しております。
隔週水曜夜クラス(2時間×5回)
ご自分に活用されたい方も、プロカウンセラーとして使いこなしたい方も、
ぜひこのコースを活用下さい。
道具の使い方もレクチャーいたします。
【コース紹介】
クラス:
①平日水曜日夜クラス(19:00~21:00)
全5回コース(課題試験付き)
2015年4月1日・4月15日・5月13日・5月27日・6月10日
②土日2日間集中クラス(10:00~17:00)
全2日コース(課題試験付き)
2015年5月16日(土)・5月17日(日)
③平日水曜日夜WEBクラス(19:00~21:00)
全5回コース(課題試験付き)
2015年4月8日・4月22日・5月20日・6月3日・6月17日
料金:48,000円(税込51,840円・受験費用込み)
先日、会社の先輩と話をしていたとき、
「お前、偉そうなんだよ!何様のつもりだよ!!」
と、先輩を怒らせてしまいました。
自分では、上から偉そうにしていたつもりは全く無かったんです。
むしろ、下手に出るくらいの気持ちでいたのに・・・
実は、今までにも同じような経験が何度もありました。
上から目線で対応されたのが嫌だった、とか、
考えを押し付けられて、嫌だった、などと言われることがあったんです。
友達や上司が、色々とアドバイスをしてくれるのですが、
正直、自分のどこが悪いのか、さっぱり分かりません。
アドバイス通りに対応しても、違うと言われてしまうこともあって・・・混乱しています。
思い出していたら、だんだん腹が立ってきました!!
私はどうしたらいいんでしょう?
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この方のエピソードのように、自分では全く気付いていないけれど「上から目線」になって、相手を不快にさせてしまうタイプの方は、多くいらっしゃいます。
「話し方」や「態度」が、自分の意図とは違う意味に受け取られてしまう・・・。
これは、ご本人にしてみると大問題ですよね!!
上から目線
対等な目線
下から目線
この3つの違いは、どこから来るのでしょう?
誰でも、全ての態度をとる能力があります。
ただ、どの能力を使いやすいタイプなのか、個人差があるのです。
心理には、どの能力を優先的に使っているタイプなのかを知るチェックテストが存在します。
チェック結果を見ると・・・
「上から目線」と周りから言われてしまう謎も解ける、という訳です。
性格やタイプは、いくらでも変えられます。
あなたが心から変わりたいと望むなら、心理という道具を使ってみて下さい。
きっと、効果があるはずです。
VOL.5へつづく
私は会社のことで悩んでいます。
私の所属する部署は、本当に居心地が悪いんです!!
みんながイガミあっていて、お互いがお互いの足を引っ張り合っていて。。。
本当にバカバカしい。
「オレの方が凄いんだぞ」的な態度をとり、
人を馬鹿にしたような上から目線で他人と接する社員たち。
自分たちの態度が、周りの人に対して、失礼な態度になっていることにも全く気が付かないんです。
上司は、この自信過剰メンバーのパワーに完全に飲まれ、うちのチームはバラバラ。
最近では、上司も馬鹿にされちゃってるし・・・
あ~、早くこんな部署から異動したいんです!!
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この方のエピソードに出てくる“社員たち”のように、常に物事を「勝ち負け」で考え、人に「優劣」を付けたがるタイプは以外と多くいらっしゃいます。
そのタイプの人が集団でいたら!!!
きっと、あちこちで権力争いが勃発しているでしょうね。
「自分が正しくて、相手は間違っている」という姿勢、生き方のことを、
『自己肯定・他者否定』の構え
といいます。
ただ、「無意識」の中まで覗いてみると・・・
この構えの人の「自己肯定」は、本物の自己肯定ではないのです!!!
・・・ショックを受けている方もいるかもしれませんね。
無意識の部分に「自己否定」が強くあって、それを覆い隠すように「自己肯定しているような態度」をとっている、ということなのです。
だから、こういうタイプの人は、
「自分はこれで間違っていないはず!」ということを確認したくなります。
そのために、自分が上だと証明しようとしたり、
相手を自分の思うように動かそう!変えよう!!としてしまうのです。
多くの場合、その試みは失敗し、相手とギクシャクします。
「過去と他人は変えられない」
という鉄則どおり、人からコントロールされることを人間は嫌うからです。
「弱い犬ほどよく吠える」ということわざが、正にこのことを表現しています。
昔の日本人は、「心理」とか「カウンセリング」という概念が無くとも、人の心が良く分かっていたのですね。
VOL.4へつづく
仕事のプロジェクトリーダーになって、責任を持って取り組んでいたのに、
最後の最後で、確認ミス!!!
ちょっと気を抜いてしまったのか、詰めの甘さが出てしまった・・・。
実は私には、子供の頃から最後の詰めが甘くなってしまう癖がある。
進めている最中は、人一倍細かいところまでチェックして、慎重にすすめていく。
それなのに!
ゴールが見えると安心してしまうのか、うっかりミスや、抜け落ちが出てきてしまう。
しかも、大事な場面でそれが多い気がする。。。
これは、昇給や昇進に少なからず影響しているように思う。
直したいけど、直らない!どうしたらいいんだろう?
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この方のエピソードのように、自分の人生を振り返ると同じようなことをくり返している人がいます。
例えば、
・幸せの後に不幸が来るような気がしていて、いつもやっぱり幸せが続かない。
・楽しいイベントの前になると体調を崩し、結局楽しめない。
・みんなが自分を裏切っていく。
・もう少しで成功するところまでくると、不安になって、結局あきらめてしまう。
などなど。
あなたにも、繰り返している人生のパターンがあるかもしれません。
いったい何故???
前回のコラムでご紹介した「無意識」に大きなカギがあります。
多くの人が(ほとんどみんなと言ってもよいでしょう)心の中に、勝手に「脚本」を書いているのです。
例えば、「私の人生は成功してはいけない」というように。
そして、その「脚本」に沿って、まるで俳優のように、その「役」を演じてしまう、ということなのです。
自分の人生を、その時々で切り開いていると信じていたのに!
脚本に踊らされている?!
そんなバカな・・・
そもそも、そんなのいつ書いたんだ!!
きっと、こんな罵倒が心の中にひびき渡っていることでしょう。
残念なことに書いたのは自分自身です。ただ、幼少期なので、気付いていない人ばかりなのです。
そこで、カウンセラーの登場です。
心理を使って、どんな脚本を書いてしまっているのか、解き明かしていくわけなのです。
VOL.3へつづく
彼といつまでも仲良く、ずっと一緒にいたいと願っているのに、ついつい「嫌味」を言ってしまう私。
今日こそは、楽しい雰囲気のままいられるように気をつけよう!と思っていた矢先、彼がまた出来もしないようなことを口にしたの。それにイラッとしてしまって・・・
「あなたって、いつもそうだよね。調子いいことばっかり言って。だから信頼されないんだよ。」
という言葉が!!!
自分の口を呪っても、もう遅い。。。
彼の表情が、見る見る曇ってる。
『あ~、またやっちゃった・・・』
この後の嫌な空気を想像すると、私は、気分が一気に重たくなっていくのを感じた。
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このエピソードの女性の気持ちが分かる!!
そんな方も多いかもしれませんね。
嫌な会話のパターンが分かっているのに、気付くとそのパターンにはまってる・・・という状態です。
何故、この女性は彼に嫌味を言ってしまうのでしょう。
心では、ずっと仲良く付き合いたいと願っているにも関わらずです。
心理を使うと、この謎が解き明かされていきます。
少しだけ心の中を解説すると、
彼女も、付き合っている彼にも「嫌な気持ちを感じたい」という気持ちが隠れているんです!
「そんなはずは無い!!」
と、心の中で叫ばれた方もいらっしゃるでしょうね。
カギは、心が2層構造になっている、という所にあります。
心は、自分で気が付いている領域と、自分では気が付かないものが詰まっている領域(これを無意識といいます)があります。その割合は、無意識が圧倒的に大きいのです。
心理は、無意識にアクセスするための道具なのです。
道具を使うと、エピソードの女性の心が、深いところで求めているものが分かります。
だからカウンセラーは、パターンから抜け出す方法を提示できるという訳なのです。
VOL.2へつづく